「F-Lab.」は顧客課題への最適解を求めて、お客様とともに分析・研究・協創を行う場所です。
意見やアイデアを出し合いながら、目の前で製品性能の検証や要望を満たすサンプルを作製。
理想の商品をその場で創造できる環境によって、的確で迅速な開発を行っています。
2020年より新型コロナウイルスの影響で、顧客の外出制限や、当社F-Lab. (分析、研究、協創施設)への入室制限の影響等で延期や立ち合いキャンセルも生じました。
それらを解消するべくF-Lab.でのリモート立ち合いを開始いたしました。
オンライン会議ソフト(Teams, Zoomなど)を繋いで、カメラで撮影した映像をリアルタイムに顧客と共有するため日本国外のお客様も対応可能です。
実際にコーティングの塗布具合の確認、運用する周辺設備の確認、リアルタイムで質疑応答を行います。
詳しくはお問い合わせフォームまたはお電話にてご相談ください。
環境試験室
コーティング剤や接着剤を塗布した基板の動作保証・不具合の再現などに使用。さまざまな温・湿度の環境下でストレスを加え、想定される最高・最低温湿度での動作確認や耐久性を試験します。
塩水噴霧室
コーティング剤によって保護された基板などの耐食性・防食性を評価します。JIS規格に準拠した塩水噴霧試験はもちろん、塩水濃度などの調節によってさまざまな条件下での試験が可能です。
塗布室
コーティング剤や接着剤を専用装置で塗布します。商品やサンプルを実際に塗布して問題なく使用できるかの確認が可能。技術者がその場で塗布しながら最適な塗布方法を説明いたします。
硬化室
UVコーティング剤を短時間（5～10秒）で硬化させる、UV硬化装置（照射機）を備えた施設。硬化時間を確認するとともに、そのまま硬化後の耐久試験も行えます。
ミーティングルーム
お客様と対面してご要望をうかがい、意見交換を行う場。塗布室や硬化室に隣接しており、ガラス窓からテストの様子が確認可能。すぐに改良や試作ができる環境をご用意し、効率的な商品開発を支援します。
多様化するニーズに応え、最適な商品を提案するためには、あらゆるデータの取得・分析が不可欠です。そのため、日頃からF-Lab.の設備を使って信頼性試験を行い、さまざまな環境下での耐久性や耐食性、防錆性といった情報を蓄積。事前評価によって、お客様が導入を検討される際に必要な情報をお待たせせずに提供でき、根拠に基づいた的確な提案が可能です。
当社の強みは、ニッチなご要望にも寄り添い応える研究開発力。幅広い樹脂材料や製品を扱ってきた経験と知識を活かし、お客様が求める商品を実現するための研究に取り組んでいます。耐油性や耐腐食性を高めたい、などのご要望に対しては、顧客ごとに試験項目を設定したうえで開発を開始。サンプル作成と検証を重ね、最適な塗布方法も模索するなど、さまざまな角度から実現を図ります。近年では、環境配慮や速乾性といったテーマにも積極的に挑み、いち早く商品化しています。
既存商品では対応しきれない場合や、まだ世にない商品開発のご依頼に対しては、「協創」をご提案しています。お客様をF-Lab.にお招きして相互理解を深め、課題を共有。目の前で試作や試験を重ねることで、ご満足いただける性能を目指します。現在、主力商品となっているUVや防湿コーティング材も、もともとはご要望に応えて誕生した商品。今後も、お客様と高め合う「二乗のチカラ」によって、化学の知識や理論だけでは生まれない優れた商品を創造していきます。
家電製品から始まる各種電子機器や空調・通信設備機器、工場などの自動化設備や制御機器、更には自動車・列車等の乗り物や社会インフラ設備にと、あらゆる機器のプリント基板周辺テーマに係わり続ける当社に取って、信頼性の確認に必要な評価技術は当社の重要な財産となっています。
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